グループウェア・システム論

グループウェアの例-4

電子メールを応用したグループウェア

  • アプリケーションとの連携
  • フィルタリング
  • ユーザへの能動的働きかけ

Information Lens

  • MITで開発。
  • 半構造メッセージ*1(キーワードと値の組からなる構造を持つ文書)に対する情報フィルタリング機能を提供。
  • 半構造データの利点
    • 構文解析が簡単。
    • ルーチン的でない情報のやり取りが可能。
    • 例外的なことも記述可能。
    • 日常の情報処理をそのまま表現可能。
    • 必要な情報を漏れなく記入させることが可能。
    • 新たなキーワードの追加が容易。

Oval

  • オブジェクトが階層構造を持っている。
  • ルールの記述が半構造テンプレートを利用して簡単にできる。
  • エージェント*2
    • ルールを自動起動してくれる仕組み。

高機能電子メールシステムの他の例

  • Active Mail
    • メール送信者と受信者との間でのリアルタイム会話を可能にする。
  • ATOMICMAIL
    • 受信者側で実行可能なプログラムをメールに埋め込める。
  • MIME*3
    • メールへのファイル添付のための標準規格

協調執筆*4支援システム

  • 1つの文書を複数の著者や査閲者によって作成して行くプロセス
  • 非同期的なグループウェア

Quilt

  • Bellcoreで開発。
  • 文書へのアノテーション
  • メールによる意見の交換・通知
  • 役割分担や編集権限を細かく規定できる

PREPエディタ

  • Carnegie Mellon大学
  • 事前の役割分担を前提としない
  • 役割分担の決定,執筆計画等に必要なコミュニケーションの支援
  • コメントを目で追うスキャニング等を容易にする
  • 文書の差分を柔軟に検出して表示する
  • 用途に応じた粒度や正確さで文書のバージョン間差分を表示して議論することが可能。

情報フィルタリングシステム

  • 情報の選択機能
  • フィルタイン*5
    • 必要な情報を選び出す
  • フィルタアウト*6
    • 不要な情報を取り除く
  • 選択技法
    • コンテンツによるフィルタリング*7
      • 内容に基づく
    • 社会的フィルタリング*8
      • 発信者に対する主観的な判断に基づく
    • 協調フィルタリング*9
      • 他人の情報の選び方に関する主観的評価に基づく
      • 情報推薦システム*10

TapestryとGroupLens?

  • ユーザの傾向をクラスタリング
  • 相関の高い傾向を持ったユーザによる採点結果を参考にして,ユーザに対してその記事が有用かどうかを示そうとする。

WWWからの情報フィルタリング

  • 事例
    • コンテンツに基づくフィルタリングと,読者の採点を併用。
    • 推薦記事を利用。

協調フィルタリングの課題

  • 誰かが先に情報にアクセスしていなければならない。

組織知記録システム

  • 組織知*11
    • 組織に蓄積されるノウハウ等の永続的な知識の集大成。
    • 存在場所
      • 組織に属する個人
      • 組織の文化
      • 組織の構造
      • 組織内部におかれたデータ貯蔵庫*12
      • 組織外部におかれたデータ貯蔵庫
    • 分散して存在
      • データベースシステム
      • 人間
      • それ以外のところ
  • エンジニアの傾向
    • 品質の高い情報よりもアクセスしやすい(心理的コストの低い)チャネルを選択する。
    • 心理的コスト
      • 立場の違い
      • 無知に気付かれまいとする

Answer Garden

  • 質問回答システム
  • 分野別にツリー状に整理
    • 登録されていれば,クリックすれば回答が得られる。
    • 登録されていなければ,匿名で専門家へメールで問い合わせ。
  • 問題点
    • 専門家へのインセンティブ
    • 専門家と一般ユーザが完全に二分化
    • 質問の文脈が抜ける
    • 回答作成の負荷

他の項目との関連

  • 設計理由*13記録システム
  • 議論支援システム

議論支援システムと発想支援システム

  • 集団による討議を支援するシステム
    • 議論支援システム
      • 議論の構造化機能が中心
    • 発想支援システム
      • 創造的なアイディアを引き出させる環境整備も課題

gIBIS

  • IBIS*14モデルに基づいてシステム上で討論のネットワークを構成
  • IBISモデル
    • 問題点(Issue)
    • 解決案(Position)
    • 議論(Argument)

郡元

  • 鹿児島大
  • 最大4台のコンピュータで同時にKJ法に基づくリアルタイム協調作業が可能
  • 全てのフェーズを支援
  • ソフトウェア構成
    • 分散協調型KJ法支援ソフトウェア
    • 知的生産支援システム(Wadaman)
    • マルチメディアコミュニケーションツール(NetGear?)

*1 semi-structured message
*2 agent
*3 Multipurpose Internet Mail Extensions
*4 collaborative writing
*5 filtering in
*6 filtering out
*7 Contents-based Filtering
*8 Social Filtering
*9 Collaborative Filtering
*10 recommender system
*11 organizational memory
*12 repository
*13 design rationale
*14 Issue Based Information System

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Last-modified: 2006-10-19 (木) 06:53:10 (4719d)