情報システム論

情報通信技術とその活用

学習内容

  • 情報通信技術の歴史
  • 情報通信技術を取り巻く組織的背景
  • 情報通信技術を取り巻く社会的背景
  • 「管理」と「支援」
  • 支援のポイント

情報システムとコンピュータシステム

情報システム

「情報」に注目して要素間の相互連関を捉え,対象をシステムとして認識したもの

  • コンピュータ
  • 情報通信技術
  • アプリケーション
  • 組織

コンピュータシステム

  • ハードウェア
    • コンピュータ本体
    • 入力装置
    • 出力装置
  • ソフトウェア
    • プログラム
    • データ
    • 基本ソフトウェア

汎用性

情報通信技術の歴史

コンピュータ利用のはじまり

  • ABCマシン
    • 1939年
    • アタナソフとベリー
  • ENIAC
    • 1946年
    • モークリーとエッカート

トランザクション処理

  • 1950年代
  • EDP(Electronic Data Processing)
  • 定型的業務

1960年代

  • 経営情報システム(MIS*1)
    • 情報報告システム(IRS*2)
  • コンピューティングとコミュニケーションの融合
    • SAGE
      • 1958年
      • 半自動防空管制システム
    • MARS
      • 1960年
      • 国鉄(現JR)座席予約システム
    • SABRE
      • 1964年
      • アメリカン航空座席予約システム
  • ARPANET*3
    • インターネットの原型
  • 標準化
    • ネットワークアーキテクチャ
      • ネットワークの設計方式
    • 通信プロトコル
      • 通信規約
    • OSI*4
      • ISO

1970年代

  • マイクロコンピュータが発達
  • 意思決定支援システム(DSS*5)
  • オフィスオートメーション(OA)
    • 計数情報処理
      • パソコン,電卓
    • 文書情報処理
      • ワープロ
    • 図形情報処理
      • コピー,OHP
    • 音声情報処理
      • テレコ,電話

1980年代

  • ISDN*6
  • インターネット
    • 大学,研究機関
  • 情報資源管理(IRM*7)
    • 情報を戦略的に管理すべき資源として認識する
  • CIO(最高情報責任者*8)
  • 戦略的情報システム(SIS*9)
  • グループ意思決定支援システム(GDSS*10)
  • グループウェア
    • 電子メール
    • スケジュール管理
    • 電子掲示板
    • 共同作業支援

1990年代以降

  • ワークフロー
  • ERP*11
  • インターネットが急速に普及
  • EDI*13
  • モバイルコンピューティング
    • 無線ネットワークによってコンピュータを接続することにより,情報を処理すること
    • i mode
      • 1999年2月

組織的背景

組織

「ある目的を達成するために,互いに関連しあった要素の集まりで,ひとつのまとまりを構成しているもの」
人間活動システム(Checkland)

古典的な人間観

  • 科学的管理法
    • テイラー
    • 効率的人間観
      • 人間は経済的誘因によって動機づけられている
  • 人間関係論
    • ホーソン実験
    • 感情的人間観
      • 人間関係や仕事への参加意識が,作業効率に大きな影響を与えている
  • 5段階欲求説
    • マズロー
    1. 生理的欲求
    2. 安全に対する欲求
    3. 社会的欲求
    4. 自我の欲求
    5. 自己実現の欲求
  • X理論とY理論
    • マグレガー
    • X理論
      • 普通の人間は生まれつき仕事がきらいで,できれば仕事をしないですませようとする
      • 強制,統制,命令,処罰
    • Y理論
      • 仕事で心身を使うのは,遊びや休息と同じように,ごく自然なことである
      • 人間は自ら方向を決め,自ら制御して働く
      • そのような環境を提供することが必要

近代的な人間観

  • 近代組織論
    • バーナード
    • 組織とは,2人以上の人間の活動や諸力が意識的に整合されたシステム
    • 組織を構成する主要素
      • 協働意欲
      • (組織)目的
      • コミュニケーション
  • 限界合理性
    • サイモン
    • 人間の持つ合理性には限界がある
  • 自己実現*14至上主義
    • 渡辺
    • 「生きがい」に労働へのモチベーションを求める
  • コーチング
    • 相手の自発的な行動を促進するためのコミュニケーション技術

社会的背景

  • SDコンプレックス
    • 工業社会
      • S(供給者*15)とD(需要者*16)が分離
    • 情報社会
      • SとDに接点が生まれている
      • BTO(Build To Order)
  • 組織や社会の変化
    • 情報通信技術の発達

管理から支援へ

管理と支援

管理

  • 「統制」
    • administration
  • 「経営」
    • management
  • 「制御」
    • control
  • 管理者
    • 目的
    • 規制
    • 監視
    • 監督

支援

  • 管理者
    • 原則
    • 資源
    • 権限
    • 理解
  • 実践のためのスキル
    • 相手の中に答えはあると信じて最後まで問い続ける
    • 部下の育成方法は,相手によって変える必要がある
    • 答えを教えるのではなく,自分で見つけさせる
    • 相手のタイプに応じて接し方を変える

原則

  • 制約指向
    • 管理者が決定
      • 目的や手段が満足すべき条件
    • 管理される側が決定
      • 制約を満たす具体的な方策

情報通信技術と支援

  • 管理と支援の違い
    • 目的の設定をその行為者が行うかどうか
  • 個別ケースに対応できる「柔軟性」

*1 Management Information System
*2 Information Reporting System
*3 Advanced Research Projects Agency Network
*4 Open Systems Interconnection
*5 Decision Support System
*6 Integrated Services Digital Network
*7 Information Resource Management
*8 Chief Information Officer
*9 Strategic Information Systems
*10 Group Decision Support System
*11 Enterprise Resource Planning
*12 World Wide Web
*13 Electronic Data Interchange
*14 self actualization
*15 supplier
*16 demander

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Last-modified: 2006-04-25 (火) 21:20:04 (4864d)