情報システム論
情報通信技術とその活用 †
学習内容 †
- 情報通信技術の歴史
- 情報通信技術を取り巻く組織的背景
- 情報通信技術を取り巻く社会的背景
- 「管理」と「支援」
- 支援のポイント
「情報」に注目して要素間の相互連関を捉え,対象をシステムとして認識したもの
- コンピュータ
- 情報通信技術
- アプリケーション
- 組織
コンピュータシステム †
汎用性
情報通信技術の歴史 †
コンピュータ利用のはじまり †
トランザクション処理 †
- 1950年代
- EDP(Electronic Data Processing)
- 定型的業務
1960年代 †
- 経営情報システム(MIS*1)
- コンピューティングとコミュニケーションの融合
- ARPANET*3
- 標準化
- ネットワークアーキテクチャ
- 通信プロトコル
- OSI*4
1970年代 †
- マイクロコンピュータが発達
- 意思決定支援システム(DSS*5)
- オフィスオートメーション(OA)
- 計数情報処理
- 文書情報処理
- 図形情報処理
- 音声情報処理
1980年代 †
- ISDN*6
- インターネット
- 情報資源管理(IRM*7)
- CIO(最高情報責任者*8)
- 戦略的情報システム(SIS*9)
- グループ意思決定支援システム(GDSS*10)
- グループウェア
- 電子メール
- スケジュール管理
- 電子掲示板
- 共同作業支援
1990年代以降 †
- ワークフロー
- ERP*11
- インターネットが急速に普及
- EDI*13
- モバイルコンピューティング
- 無線ネットワークによってコンピュータを接続することにより,情報を処理すること
- i mode
組織的背景 †
組織 †
「ある目的を達成するために,互いに関連しあった要素の集まりで,ひとつのまとまりを構成しているもの」
人間活動システム(Checkland)
古典的な人間観 †
- 科学的管理法
- 人間関係論
- ホーソン実験
- 感情的人間観
- 人間関係や仕事への参加意識が,作業効率に大きな影響を与えている
- 5段階欲求説
- 生理的欲求
- 安全に対する欲求
- 社会的欲求
- 自我の欲求
- 自己実現の欲求
- X理論とY理論
- マグレガー
- X理論
- 普通の人間は生まれつき仕事がきらいで,できれば仕事をしないですませようとする
- 強制,統制,命令,処罰
- Y理論
- 仕事で心身を使うのは,遊びや休息と同じように,ごく自然なことである
- 人間は自ら方向を決め,自ら制御して働く
- そのような環境を提供することが必要
近代的な人間観 †
- 近代組織論
- バーナード
- 組織とは,2人以上の人間の活動や諸力が意識的に整合されたシステム
- 組織を構成する主要素
- 限界合理性
- 自己実現*14至上主義
- 渡辺
- 「生きがい」に労働へのモチベーションを求める
- コーチング
- 相手の自発的な行動を促進するためのコミュニケーション技術
社会的背景 †
- SDコンプレックス
- 工業社会
- 情報社会
- SとDに接点が生まれている
- BTO(Build To Order)
- 組織や社会の変化
管理から支援へ †
管理と支援 †
管理 †
支援 †
- 実践のためのスキル
- 相手の中に答えはあると信じて最後まで問い続ける
- 部下の育成方法は,相手によって変える必要がある
- 答えを教えるのではなく,自分で見つけさせる
- 相手のタイプに応じて接し方を変える
原則 †
情報通信技術と支援 †
- 管理と支援の違い
- 個別ケースに対応できる「柔軟性」