授業のねらい・概要 †
情報及び情報技術を活用するための知識と技能の習得を通して,情報に関する科学的な見方や考え方を養うとともに,社会の中で情報及び情報技術が果たしている役割や影響を理解させ,情報化の進展に主体的に対応できる能力と態度を育てることのできる,情報科教員としての教育法を教授する。
授業計画 †
- 情報科教育法とは
- 教科「情報」の目標と,その教育法の考え方を理解する
- 情報科の成立
- 高等学校学習指導要領に教科「情報」が位置付けられるに至った経緯を理解する
- 新学習指導要領における情報教育
- 2009年に公示された新学習指導要領における扱いの変化について検討する
- 学外演習
- 関西地区で行われる情報教育に関する研究会に参加し,討論を行なう
- 情報活用の実践力の指導法
- 3観点の中核をなす「情報活用の実践力」の教科「情報」における適切な指導法を検討する
- 教科書研究
- 学外演習
- 総合的な学習の時間との協調
- 効果的な授業形態や,有機的な授業間/教員間連携について検討する
- コラボレーションとプレゼンテーション
- プロジェクト学習における留意点や,プレゼンテーション技法について検討する
- 評価の工夫
- 評価の4観点と,その具体的評価方法について検討する
- 学習指導案の作成
- 学外演習
- 情報科とプレゼンテーション
- プレゼンテーションのあり方をはじめ教員の授業方法について検討する
- 授業形式の実習
- 模擬授業や教育実習など,授業形式の実習の意義や方法について検討する
- 総括
到達目標 †
- 情報科教育法の考え方を理解する
- 教科「情報」をとりまく環境を理解する
- 教科「情報」の目標を理解する
- 教科「情報」の適切な指導計画が立案できる
- 公平・公正な評価方法を設定できる
評価方法 †
- レポート/演習の提出/実施状況やその品質:60%
- 授業への積極的参画の姿勢と貢献度:40%
成績評価基準 †
- 下記以外
- 到達目標の大半を理解しているものの,その達成が不充分である
- 到達目標を理解し,その大半を達成している
- 到達目標を充分理解し,ほぼ達成している
- 到達目標を充分達成し,他の学生の範として授業を積極的にリードできる
教科書 †
受講心得 †
- 少人数によるゼミ形式で行なう。輪講を基本とするので,相当の理由がない限り欠席は認められない。
- 月に1回の割合で学外見学等を行なう予定である。
- 進捗状況により,授業計画を組み替える場合がある。
出欠について †
- 遅刻・早退は欠席0.5回に換算する
- 30分以上の遅刻は欠席とする
- 30分以上の早退は欠席とする
- 欠席5回相当超越で原則的に単位不認定